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伝統の継承と進化
クロック製造125周年を記念した掛時計2機種を発売
2017年08月04日
セイコークロック株式会社
セイコークロック株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役社長:萩原 健二)は、当社の前身である精工舎が1892年(明治25年)にクロック製造を開始してから今年で125周年を迎えるのを記念して、「伝統の継承と進化」をテーマにした掛時計2機種を9月下旬より全国で販売いたします。
【GP301B 写真左】精工舎創業期を代表するテンプ式八角小型掛時計からインスピレーションを得たクラシカルな意匠に、衛星電波を受信して時刻修正を行うムーブメント(機械体)を搭載しました。伝統と先進技術の融合を象徴する1,000個の数量限定品です。
【GP218L 写真右】衛星電波を受信して時刻修正を行う「セイコー スペースリンク」シリーズのフラッグシップモデルとして、衛星から撮影した地球を商品全体に大胆に表現しました。新しい時代の幕開けを象徴する記念デザインです。
商品の特長
- ■ GP301B
- 伝統を継承した意匠に最先端の機能を搭載
スタイリングのモチーフは明治後期から昭和初期にかけて製造されていたテンプ式八角小型掛時計です。当時のカタログに「テンプ振リ器械ナレバ工場又ハ船舶等ノ如キ震動アル所ニ適ス」とあり、多少の振動や姿勢変化に強く、振り子式に比べると精度を維持するには高い技術力が求められたテンプ式で、いわば当時の先端技術を搭載した掛時計でした。 今回の限定記念モデルには、衛星からの電波を受信して時刻修正をする最新のムーブメント(機械体)を搭載しています。
- こだわりの意匠と素材
文字板には当時多く使われていたローマ数字とレールウェイトラック(分目盛)を採用。明治33年に登録された商標「丸角Sマーク」に加え、「SEIKOSHA」のロゴを配しクラシカルな意匠を再現しました。
また、オリジナルの質感に近づけるため、文字板全面にミクロン単位の凹凸をほどこしています。その凹面に落ちる影は、当時のアイボリーカラー塗りから生まれる自然な抑揚を再現しています。
枠には高級木材のウォルナットを使用。そのしっとりとした質感は量感豊かなかたちを彩り、ガラス縁の渋い金色とのコンビネーションはアンティークな雰囲気を演出します。使い込まれた真鍮のような風合いを再現するため、一つひとつ手作業で筆塗りを重ね、上品で繊細な表情を作り込んでいます。
- 懐かしのメロディで時をお知らせ
当時の情景を感じていただけるような日本の童謡・唱歌を、オルゴール音の心地よいメロディで毎正時をお知らせします。なかでも滝廉太郎の『花』は、精工舎創業の地である東京都墨田区を流れる隅田川の春の情景を謳った曲で、今なお多くの人々に親しまれています。
1. 花 (明治33年、滝廉太郎作曲)
2. 夏は来ぬ (明治29年、小山作之助作曲)
3. もみじ (明治44年、岡野貞一作曲)
4. 冬景色 (大正2年、作曲者不詳)
5. ふじの山 (明治44年、作曲者不詳)
6. 故郷 (大正3年、岡野貞一作曲)
- 限定モデルならではのご購入者特典
ご購入者特典として特製ブックレットと、収録曲の歌詞を掲載した卓上カレンダー(2018年用)を付属しています。
- ■GP218L
- 宇宙から見える地球をモチーフに
クロック製造125周年記念モデルであり、衛星からの電波で時刻修正を行うセイコー スペースリンクシリーズのフラッグシップモデルでもある本商品では、衛星から撮影した地球を全面に配して、その先進の機能と新しい時代の幕開けを象徴する商品に仕上げました。
丸みのある球面ガラスがより地球らしさを際立たせます。
- 衛星電波クロックの特長(GP301B/GP218L共通)
世界初※1の家庭向け衛星電波時計「セイコー スペースリンク」は、2014年2月の発売以来、その電波受信可能エリアの広さ(電波到達距離平均約15m※2)でご好評をいただいております。
10万年に1秒の誤差という高精度原子時計を搭載したGPS(※)衛星から発信される時刻情報を受信することで、正確な時刻を表示します。GPS衛星は約30基が上空約2万kmを周回しており、その中のいずれか1基からの情報だけで正確な時刻表示を実現します。
(本商品は位置情報を使用しません)
※GPSとは、Global Positioning System(全地球測位システム)の略です。
1. 受信エリアが従来の電波時計の約5倍と広い
2. 最短10秒でのスピード受信
3. 家電、OAノイズに強い
4. 世界中で使用可能
※1 乾電池駆動によるGPSレシーバー一体型のアナログ表示掛時計のジャンルにおいて/当社調べ
※2 窓などの開口部から計測した当社フィールドテストでの平均値です。
- セイコークロックの歩み
年代 | 沿革 |
1881年 (明治14年) |
服部時計店(現セイコーホールディングス)創業 |
---|---|
1892年 (明治25年) |
時計製造工場 精工舎設立 掛時計製造を始める |
1899年 (明治32年) |
日本初の目覚まし時計の製造を始める |
1902年 (明治35年) |
置時計・オルゴール時計の製造を始める |
1924年 (大正13年) |
時計類の名称にSEIKOを使い始める |
1953年 (昭和28年) |
目ざまし時計「コメットフラワー」日本初の民放開局日のテレビCMを飾る |
1959年 (昭和34年) |
トランジスタ掛時計発売 |
1964年 (昭和39年) |
東京オリンピックの公式計時を担当 |
1968年 (昭和43年) |
世界初のクオーツ掛時計発売 |
1970年 (昭和45年) |
工場精工舎を分離し、(株)精工舎を設立 |
1976年 (昭和51年) |
世界初のクオーツ目ざまし時計を発売 |
1983年 (昭和58年) |
音声時計「ピラミッドトーク」を発売(英語版) 日本語版は翌1984年発売 |
1984年 (昭和59年) |
擬音目ざまし時計発売 銀座マリオンに日本初の屋外型大型からくり時計「セイコーマリオンクロック」完成 |
1988年 (昭和63年) |
家庭用からくり時計を発売 |
1996年 (平成8年) |
クロックの企画・開発から製造・販売・アフターサービスまでを一貫して行う セイコークロック(株)を設立 |
1999年 (平成11年) |
日本標準時を載せた電波を受信する「電波修正クロック」を発売 |
2004年 (平成16年) |
次世代型時間管理システム「タイムリンク」を発売 |
2013年 (平成25年) |
GPS衛星からの正確な時刻情報を受信する「衛生電波クロック」を発売 |
セイコークロックは今後も、その時代に相応しいクロックを提供し、さらにその"一歩先を行く"新たな価値の想像を追求し続けて参ります。
製品仕様
品番 |
GP301B |
GP218L |
---|---|---|
希望小売価格 |
70,000円(税抜) |
50,000円(税抜) |
サイズ |
高さ278×幅278×厚さ90㎜ |
直径365×厚さ60mm |
重量 |
1.5kg |
1.6kg |
材質 |
木枠(ウォルナット・茶木地塗装) 前面:ガラス |
ガラス枠 |
機械体 |
衛星電波受信式クオーツムーブメント |
|
時間精度 |
平均月差±20秒(受信による時刻修正を行わない場合/気温5℃~35℃で使用した場合) |
|
使用温度範囲 |
-10℃~+50℃ |
|
付加機能 |
・衛星電波修正機能 |
・衛星電波修正機能 |
使用電池 |
単3形アルカリ乾電池6本 |
単3形アルカリ乾電池3本 |
電池寿命 |
約1年 |
|
発売日 |
2017年9月22日 |
2017年9月15日 |
この件に関するお問い合わせ先
プレス関係
03-5639-6290
セイコークロック(株)企画部 広報・宣伝担当
一般のお客様
0120-315-474
セイコークロック(株)お客様相談室