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AZ519A 税込 420,000円(本体400,000円)

製品写真

王朝時代の美しい自然をモチーフに、祥福への願いを込めた小箱

源氏物語の随所にちりばめられた、四季の美しさや、暮らしのなかにある風雅さ。千年前のその物語は、現代まで女性の心を惹きつけ続けてきました。今、「和」という日本独自の美的感覚は再認識され、雅な時の愉しみ方が、様々なところで取り入れられています。そんな和の心を身近に置いて愉しむクロックが生まれました。祥福を願う文様や自然のモチーフを随所にあしらい、幸せを願う心をかたちにしました。

心を研ぎ澄まして源氏香を聞くように、殿上人たちの風雅に思いを馳せるひととき。

光源氏から贈られた文が入った文箱を開ける、心ときめく瞬間。そんなロマンを感じさせる「文箱」の形を表現しました。眺める角度で輝きが変化する縦目の美しい光沢杢。楓縮杢(かえでちぢみもく)は、模様が細かく均一に近いものは稀少で、高級な弦楽器の甲板に使われることから「ヴァイオリン杢」とも呼ばれ、名器ストラディヴァリにも使われているほど。各面には吉祥文様・有職(ゆうそく)文様を白蝶貝の螺鈿と木象嵌の細工で施し、傍らには源氏香の図を配しました。平安時代、殿上人たちの嗜みであった香が発展し、江戸時代に宮廷で生まれた源氏香。聞香の答えとなるその図柄には源氏物語の巻名が当てられており、趣向を表すものとして、きものの柄や蒔絵、皇女たちの婚礼調度などに好んで取り入れられました。

すべてが日本で仕上げられる、made in japanの価値ある手工芸品。
時分針

日本の四季の美しさを表現した木象嵌と白蝶貝の優美な細工。素材は天然銘木の樺柾目、楓杢つき板を使用。白蝶貝は南洋真珠の母貝から真珠光の輝きがひときわ美しい稀少部分だけが選ばれました。性質が異なる素材を、一つ一つ手作業で嵌めていくその工程には、宮内庁宮殿などを手がけた、世界でも一流の技術をもつ匠ならではの技が光ります。時分針は格調高い有職文様である八藤丸(やつふじのまる)文を表現しています。置き台は、吉祥文様・有職文様のめでたい模様である亀甲型。阿波の手漉き和紙を、高貴な色として尊重された「深紫(こきむらさき)」色に染め、特殊塗装仕上げを施しました。蓋を開けると流れるメロディは、文化庁選定の『日本の歌百選』から「花」、「夏は来ぬ」、「もみじ」、「冬景色」の四季にちなんだ4曲を採用。音の劣化がなく、音量をお好みで設定できる、澄んだオルゴール音が優しく響きます。

祥福の願いと源氏物語の風雅な世界を、四季の花木で表現しました。

季節の趣や思いを文や和歌に綴り贈る文箱のように、四季を表現したそれぞれの面には、桜、橘、松や青海波文様、松喰鶴など、「祥福」「寿福」を表すといわれる吉祥文様・有職文様を、白蝶貝の螺鈿と木象嵌の細工で施し、傍らには源氏香の図を配しました。

春「桜と蝶」の文様
春「桜と蝶」
■「左近の桜、右近の橘」といわれるように、「桜」は平安遷都の際、梅に変わり吉野から取り寄せた桜を植えた頃から愛好され、礼賛が広まり、日本を代表する花になったとも言われます。
源氏香:「若紫」
夏「花橘」の文様
夏「花橘」
■橘(たちばな):《吉祥文様》
数少ない日本オリジナルの「吉祥文」のひとつ。陰暦5月の異称で初夏を表し、日本産の植物で永遠の命をもたらすとして珍重されました。
源氏香:「花散里」
秋「紅葉と青海波」の文様
秋「紅葉と青海波」
■青海波文(せいがいはもん):《吉祥文様、有職文様》
円弧を重ねて並べる波の柄は、鎌倉期に舞楽の「青海波」から名づけられたようです。現在では礼装用の地紋など広く用いられます。
源氏香:「紅葉賀」
冬「松と雪と松喰鶴」の文様
冬「松と雪と松喰鶴」
■松喰鶴(まつくいつる):《吉祥文様》
「花喰鳥文」が平安時代に和様化し「松喰鶴」へ発展。鶴が松をくわえて運ぶ、“幸せを運んでくる”というおめでたい文様です。
源氏香:「乙女」
各部に用いられた加工の技術
ふた開口時

ふたを開くと、オルゴール音の四季のメロディが流れ、小物を入れることができます。