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針が円運動で時間を表示するアナログ時計にとって、それを収める枠は丸型が最も自然です。時計として安定した丸型は、見やすさ、読みやすさを後押しする最もスタンダードな形。アルミダイキャスト製だからこそ可能なゆがみのない真円の縁が、高い質感を生み出しました。上面がほんの少し丸められ、わずかに裾広がりになった縁が、全体を柔らかな印象にまとめています。ダイヤルは、読みやすさを追求した肉盛り印刷の棒略字。「文字が大きい=見やすい」「数字が入っている=読みやすい」とついつい錯覚しがちですが、大切なのはバランスが取れていて自然に目に入ってくること。時計の中心である針の付け根の丸い部分にボリューム感があるので、ふと見た時に中心からピントが合い瞬時に時刻が読み取れます。サイズは大、中、小の3つ。

「マグネシウム針」

マグネシウム針の理由(わけ)

時計の秒針は、よりスムーズな運針のために、重心位置が出来る限り回転軸付近になるよう秒針の指示方向と逆側にシッポのような重りを付けるのが通例です。この時計の場合は視認性を最優先する為にシッポのないデザインを試みました。シッポのない長い秒針をスムーズに運針させるために、これまでのアルミニウム素材ではなく、より軽量なマグネシウムを使いました。結果として、業界では初となるマグネシウムの秒針が誕生しました。

「バランスのとれた柔らかい表情」

そろえられたR※

シンプルで視認性の高いクロックを追求すると、どうしても固い無機質な表情になりがちです。やさしい印象を持たせるために、枠の縁の上面部分を少し丸め、また目盛の表面には肉盛り印刷を施し、その形状に合わせ、時分針の表面にも張りを持たせました。さらに、時分針と時目盛の角の丸みをほぼ均一に揃えることで、バランスのとれた柔らかい表情にまとめ上げています。
※「R」とは半径のことです。

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